
- 漆芸
蒔絵螺鈿八稜箱「彩光」
- まきえらでんはちりょうばこ「さいこう」
- 室瀬 和美
- むろせかずみ
- 重要無形文化財保持者
- 第47回日本伝統工芸展(平成12年度)
東京都知事賞
- 技法蒔絵、螺鈿
- 受賞総評永年漆芸制作と文化財保存の研究に携わってきた作者の集大成ともいえるべき内容が、 研出(とぎだし)蒔絵を中心に巧みに表現されている。 シルクロードを旅した作者は、感銘を受けた陽の光と悠久のロマンを 八稜の漆箱に託した。形態と蒔絵がみごとにマッチし、観る者にゆるやかな 刻(とき)の流れを与えてくれる内容の深い優れた作品である。