
- 金工
重ね象嵌朧銀花器「草原の森」
- かさねぞうがんおぼろぎんかき「そうげんのもり」
- 中川 衛
- なかがわまもる
- 重要無形文化財保持者
- 第50回日本伝統工芸展(平成15年度)
日本工芸会保持者賞
- 技法象嵌
- 受賞総評朧銀の花器に銀、四分一(しぶいち)、赤銅(しゃくどう)、金の重ね象嵌により、 ブルガリアの広い草原と森を表現している。形に変化を求めくびれを入れ、 右側は銀を主にして明るく、左側を暗くして、夕方暮れていく時の流れをも表している。 くびれ部分の象嵌も見所である。自然風景をモチーフに現代的な感覚でまとめ上げ、 再構成した作品である。 (南 俊英)