桐塑彩色「目覚めの刻」(とうそさいしき「めざめのとき」)

井上楊彩(いのうえようさい)

受賞
: 日本工芸会会長賞
出品
: 平成27年 第62回日本伝統工芸展
分野
: 人形

む、む、む、む、む…声が聞こえる気がする。一緒になって腕を振り上げ、思いきりよくノビもしたくなる。それもこれも桐塑らしいやわらかな面につつまれた骨格の正しく健やかなためだ。どれだけデフォルメしたって変わらない。暗色の衣裳をまとって胡粉塗の肌はいよいよ白く、わずかに挿した紅が内からこぼれる若々しい美を示唆する。(今井陽子)

桐塑彩色「目覚めの刻」