- 人形
「馬市」木芯桐塑紙貼
- 「うまいち」もくしんとうそかみばり
- 今西 敏子
- いまにしとしこ
- 第34回日本伝統工芸展(昭和62年度)
日本工芸会奨励賞
- 技法桐塑人形、紙貼り
- 受賞総評みちのくに早い秋が訪れる頃、馬市に立つ素朴な老農夫。忘れられていく日本人の心のふるさとへの想いを求め、語り継ぎたいと言う作者の気持が素直に伝わる。一見無造作に見えるが、細部には様々な心配りが秘められており、地味ながら好ましい効果を上げている。手拭の文様は蓮根での捺染。シャツの部分は作者の住む兵庫県特産の泥漉紙を用いている。