• 諸工芸
  • 菊籠目文切子大鉢

  • きくかごめもんきりこおおばち
  • 小林 淑郎
  • こばやしよしろう
  • 第30回日本伝統工芸展(昭和58年度)
    日本工芸会奨励賞
  • 技法
    切子(カットガラス)
  • 受賞総評
    この作品は、天保嘉永年間に始まったと云われている江戸切子(きりこ)の伝統の「菊篭目模様」を、光学上最適とされる鉛硝子、所謂クリスタル硝子の大鉢の外面に、廻転する砥石で切り込んで装った鉢である。母胎の硝子の厚味が程よくて、その為に精巧な切子模様が見事に反射して、大らかに美しく光り輝く白切子の大作である。
  1. 公益社団法人 日本工芸会