- 染織
紬織着物「蛍舞」
- 青山 直子
- あおやまなおこ
- 第22回東海伝統工芸展(平成3年度)
愛知県知事賞
- 技法紬織
- 受賞総評織物は経糸(たていと)と緯糸(よこいと)の交差によって成り立っています。糸を染め分けることにより、模様を表わすことができます。作者は初めての緯軽絣を製作するにあたり、この織物の構造を素直に、そして最大限に活用しました。
長短ニ種類のたて線のずれの角度を変えることで、それと交わるよこ線に疎密が生じます。そのアイディアの閃きが、この作品の方向性を定め、虚飾を排してストレートにそれを表現しえたとき、感動が生まれました。