• 陶芸
  • 青白磁彫文鉢

  • せいはくじちょうもんばち
  • 井上 萬二
  • いのうえ まんじ
  • 重要無形文化財保持者
  • 第34回日本伝統工芸展(昭和62年度)
    文部大臣賞
  • 技法
    青白磁
  • 受賞総評
    白磁器の加飾に青磁を用いた新しい試みの作品である。鉢の見込一面に、華唐草の模様を浅く線彫りにし、模様の部分に淡緑色の青磁釉をさし、模様以外の素地全体に白磁の透明釉をかけて本焼きしたものである。焼き上がったとき、青磁釉が流れて模様が崩れないように、技術的な苦心が払われている。磁器ならではの高雅な品格の備わった優品である。
  1. 公益社団法人 日本工芸会