- 染織
絽綴地透文丸帯
- ろつづれじすかしもんまるおび
- 赤松眞司
- あかまつ しんじ
- 第35回日本伝統工芸展(昭和63年度)
日本工芸会奨励賞
- 受賞総評経に生絹、緯に練絹を使用し、更に強撚を加え夏帯として、しっかりした風合をつくり上げている。また、五色の色糸を使い、少し押さえ気味ながら、見事に色の調和にも成功している。しかしながら、それらの背後には二代目の仕事を超えて、「自分独自の」新しい世界を開かんと願う並々ならぬ意欲が、ひしひしと訴えてくるのである。今後は更に研鑽を重ね、「枝を超えた枝」を期待したい。