• 漆芸
  • 乾漆切絵箱「花十字」

  • 根本 曠子
  • ねもとひろこ
  • 第16回日本伝統漆芸展(平成10年度)
    朝日新聞社賞
  • 技法
    乾漆
  • 受賞総評
    乾漆の胎に、糊を引いた薄い和紙を折りたたみ、四弁花を彫り、広げて出来た連続模様のモチーフをはり合わせ、中心に金平目、金貝(露玉)を配し、全体に数種の彩漆で調子を整える。作者が永く手掛けて来た技法である。
    淡い光に包まれた、ステンドグラスの屋内に居るかのような、安らかな情趣があり、形状、デザイン構成、材料の扱い等も合わせ、自然への賛歌とも聞こえる優品である。
  1. 公益社団法人 日本工芸会