• 漆芸
  • 蒟醤箱「山笑う」

  • きんまはこ「やまわらう」
  • 山下 義人
  • やましたよしと
  • 重要無形文化財保持者
  • 第58回日本伝統工芸展(平成23年度)
    日本工芸会保持者賞
  • 技法
    蒟醤
  • 受賞総評
    「山笑う」とは春の新緑の芽生える山の形容で、箱を里山に見立て、光と新緑の交錯を表現した。15回黒漆を塗り重ね、放射線状に箱を覆うようにフリーハンドで彫りつくし、次に深緑から明るい黄緑へと35回色漆と銀粉を重ねて、最後に研ぎ出す。赤・黄・緑と三原色の蒟醤箱の連作の最終作で、自然の偉大な生命を表した円熟した作品である。                                     (柳橋 眞)
  1. 公益社団法人 日本工芸会