• 金工
  • 象嵌朧銀器

  • ぞうがんおぼろぎんうつわ
  • 浅井 盛征
  • あさい せいせい
  • 第32回日本伝統工芸展(昭和60年度)
    日本工芸会奨励賞
  • 技法
    象嵌
  • 受賞総評
    この作品は銅と銀と少量の純金を含んだ合金で、別に四分一ともいわれ、鍛金の技術で形が造られている。この作品の最も注目するところは、側面に銀、赤銅、銀消し象嵌を施してあり色金の配分も絶妙で、器の形とよくとけ合っている。器の上部と下部に銀線と、赤銅線を入れて全体を引き締めている。器の形、大きさも程よく、内側に金消し、銀箔(ぎんぱく)を置いてあり気品ある彫金の作品である。
  1. 公益社団法人 日本工芸会