• 木竹工
  • 流文花籃「宇宙遙想」

  • りゅうもんやなかご「うちゅうようそう」
  • 武関 翠篁
  • ぶせき すいこう
  • 第34回東日本伝統工芸展(平成6年度)
    朝日新聞社賞
  • 受賞総評
    この作者は常々新しい形の作品に挑戦して来た中でこの作が最も成功したと思える。そもそも編組の仕事はシンメトリーで丸形のものが技術的に表現し易いのであって変形した作品は困難を伴う。静海編の技術をもってこの形に成功したのは見事である。しかも形にマッチした文様の扱いも無理がなく自然である。色も明瞭な表現がこの作品にふさわしいと思え、間の変化も良い。やや伝統的になりがちな世界で現代性のある優れた作品である。
  1. 公益社団法人 日本工芸会