- 漆芸
乾漆花塗輪花盤
- かんしつばなぬりりんかばん
- 内島 正雄
- うちじままさお
- 第47回日本伝統工芸富山展(平成20年度)
富山県教育委員会賞
- 技法乾漆
- 受賞総評本展は日本伝統工芸展に準じその主旨により開催されている展覧会で、先人から受けついた技術を練磨し、今日の生活に即したものを創作するという、いわゆる用と美を兼ね備えたものを基礎とするという主旨がある。本作品は乾漆の特徴を最大に生かし、その複雑な形態で美しい輪花を表現したものである。技術それ自体目的とならず、見る人の心に訴えかけるものがある。朱漆の花塗(塗りたて)の肌あい、艶も美しく用と美がみごとに表現されている。審査員・重要無形文化財保持者(漆芸)前史雄