• 染織
  • 木綿着物「冬の足音」

  • 村上 陽子
  • むらかみ ようこ
  • 第49回日本伝統工芸中国展(平成18年度)
    日本工芸会中国支部長賞
  • 受賞総評
    渋い緑に暖色系の色で横縞模様を配した、暖かみのある落ち着いた配色の作品。織物の特色を生かした作品で、複雑な色合いを表している。たとえば緑の部分をとっても、単一の緑色ではなく、さまざまな色の糸を織り込んだり、ぼかし風にして変化をもたせたりして、深みのある色調を生み出す。晩秋から冬にかけての雰囲気がよく表されて、暖かさとしみじみとした味わいが感じられる。木綿の持つ素朴な感触も生きている。(白石和己)
  1. 公益社団法人 日本工芸会