• 染織
  • コメ織着物「玉鬘」

  • こめおりきもの「たまかずら」
  • 海老ヶ瀬 順子
  • えびがせじゅんこ
  • 第44回日本伝統工芸染織展(平成22年度)
    東京都教育委員会賞
  • 受賞総評
    夕顔のわすれがたみ玉鬘は、美しく成長して光源氏の六条院へ迎えられる。その六条院の衣配りで、玉鬘は鮮やかな赤の袿(うちき)を贈られた。透明感のある茜色を地に、柊南天と臭木で染めた縞を取り合わせ、米粒を並べたようなコク織の文様が品よく浮かびあがる。二十歳を過ぎたばかりの玉鬘を髣髴とさせる美しい作品である。(河上繁樹)
  1. 公益社団法人 日本工芸会