• 陶芸
  • 織部象嵌花器

  • 臼井 和成
  • うすいかずなり
  • 第21回東海伝統工芸展(平成2年度)
    日本工芸会賞
  • 技法
    象嵌
  • 受賞総評
    第19回展で受賞の折、作者のやきものの歩みで節目になる作品であると評しましたが、作者はその節目をきちんと自分のものにし、着実な歩みを印し、今回、最高賞に輝く堂々たる作品を創り出しました。
    面取りされた形態、象嵌で表現された紋様、そして銅の添加をおさえた緑釉の釉色、それぞれ調和を保ち魅力あふれる作品です。さらに、形態と紋様との関連、紋様個々の形・つながりにきびしさを求め、完成度の高揚を望みます。今回の受賞が、作者の今後の飛躍の契機となることを信じ、精進を期待してやみません。
  1. 公益社団法人 日本工芸会