• 染織
  • 浮織紬着物「秋芳」

  • うきおりつむぎきもの「しゅうほう」
  • 上條 きよ子
  • かみじょうきよこ
  • 第31回日本伝統工芸展(昭和59年度)
    東京都知事賞
  • 技法
    紬織
  • 受賞総評
    手織紬は、その素朴さ故に、制作者の色感はもとより、素材の選び方や製織過程での心遣いが素直に表われる。本品は、紬糸の微妙な太細と色に濃淡を、落ち着いた色彩の段構成に溶け込ませ、さらに浮文をかすらせて織の質感を高め成功している。作者の、平織という限られた制約の中での追求の姿勢に好感が持てる作品である。
  1. 公益社団法人 日本工芸会