• 染織
  • 絞り友禅訪問着「朝露の径」

  • しぼりゆうぜんほうもんぎ「あさつゆのみち」
  • 木原 明
  • きはらあけし
  • 第40回日本伝統工芸展(平成5年度)
    日本工芸会奨励賞
  • 技法
    友禅染
  • 受賞総評
    朝露を含んだ草叢を藍の絞りで影絵のようにあらわし、ムラサキ露草を糸目友禅で色差して要所に置き、ところどころ花びらや花芯に刺繍をほどこしている。作者は写生で露草の咲く、朝の情景を巧みにとらえた。作品では全体の調子を淡く抑えながらのアクセントの置き方に細やかな工夫が感じられる。絞り・友禅・刺繍の技法が互いにひきたてあうさわやかな作品となった。製作工程は、はじめに糸目友禅をほどこし、つぎに絞り、最後に刺繍の順序である。
  1. 公益社団法人 日本工芸会