• 染織
  • 友禅訪問着「待春」

  • ゆうぜんほうもんぎ「たいしゅん」
  • 坂井 修
  • さかい おさむ
  • 第50回日本伝統工芸染織展(平成28年度)
    文部科学大臣賞
  • 受賞総評
    寒気の冴えるなかで春を待つ梅。まだ夜の明けぬ寒空に凜と枝をのばす槍梅の蕾がふくらみ、古木の梅は馥郁たる香りを漂わせる。胡粉を含んだ白い槍梅の枝と、背景の古木のシルエットが鮮やかに対比され、紅梅色の蒔糊が梅の香りを運ぶ。師森口華弘の蒔糊を継承しつつ、新たな梅の表現に挑んだ友禅である。(河上繁樹)
  1. 公益社団法人 日本工芸会