• 染織
  • 長板中形変わり立涌菊花文

  • 松原 伸生
  • まつばらのぶお
  • 重要無形文化財保持者
  • 第41回日本伝統工芸染織展(平成19年度)
    東京都教育委員会賞
  • 技法
    長板中形
  • 受賞総評
    斬新な意匠である。変形の菊花で構成された立涌には、型の繰り返しを意識させない躍動感がある。舞い散った菊花が川面を流れていくようでもあり、顕微鏡でのぞいた細胞のようでもある。両面糊置きの正確さは、文様の輪郭と白場の鮮明度を高め、この造形の面白さを際立たせている。今後の中形の可能性に期待を抱かせてくれる秀作である。
  1. 公益社団法人 日本工芸会