- 諸工芸
宙吹硝子花器「銀景色」
- 寺田 光晴
- てらだ みつはる
- 第37回東海伝統工芸展(平成18年度)
東海伝統奨励賞(松坂屋賞)
- 受賞総評「宙吹き」とは、型を一切使わず、吹き竿の先にガラス種を巻き取り、息を吹き込んで球状にふくらませ、“金ばし”や他の補助道具だけで成形する技法です。この花器は、中央に銀箔を巻き取り、紫色のガラスと銀色の対比が美しい作品です。銀箔は変化に富み水色の粒も微妙な効果を上げて、素直な形態に生き生きとした表情を感じられます。上部の紫を濃く下部を若干淡くして、味わい深い作品に仕上がっています。