- 漆芸
蒟醤雪景合子
- きんませっけいごうす
- 安藤 源一郎
- あんどう げんいちろ
- 第39回東海伝統工芸展(平成20年度)
東海伝統奨励賞(松坂屋賞)
- 受賞総評ロクロ成形の木地に丹念に布着せと下地を施した蓋物であるが、どんな形にしたいのか成形の際に突き詰める必要がある。(この大きさであればどの位の高さにするとか、甲盛りをどうするとか、甲盛りの微妙なカーブをどうするとか……。)これからの課題と思う。絵について思うこと。植物は天地の恵みを受けて大きくなり葉を拡げて花を咲かせる。自然を謙虚に受けとめ、植物の生き生きとした様を感じてほしい。外へ出て自然をスケッチし、自然から教えてもらうのです。切ってきた枝を部屋でスケッチするのは細部をよく観察するためです。昭和五十年生まれの若い作家なので技術、感性共に磨きをかけ、今後も活躍してほしいものです。