- 諸工芸
截金硝子長方皿「流衍」
- きりかねがらすちょうほうざら「りゅうえん」
- 山本 茜
- やまもと あかね
- 第61回日本伝統工芸展(平成26年度)
NHK会長賞
- サイズ縦18.5 横38.2 高6.5 cm
- 技法截金
- 受賞総評緑、透明と瑠璃色の硝子の層の間に、日本画の筆による抑揚のある肥痩線から学んだ金箔とプラチナ箔の線が並び、硝子の色彩と見事な競演を果たす。「流衍」の名前は流れて広がるという意味を込め、ヘレニズム時代に地中海周辺からシルクロードを経て日本に伝わった截金の源流への思いを馳せた壮大なテーマを描く作品である。(黒川廣子)