• 木竹工
  • 神代杉象嵌箱

  • 菅原 伸一
  • すがわら しんいち
  • 第54回東日本伝統工芸展(平成26年度)
    奨励賞
  • 受賞総評
     作品の材は紀元前466年の鳥海山の山体崩壊によって埋まった杉が2500年の時を経てあらわれた「鳥海神代杉」と呼ばれるもので、灰青色が美しい。蓋板だけでも150年余の年輪を数える千年生の巨大な杉である。肌色の木曾檜と黒柿を象嵌することによって作品に動きを加え、作者は自然の作り出したこの美材への敬意を、格調の中にもモダンな印象の作品に昇華させた。(須田賢司)
  1. 公益社団法人 日本工芸会