- 木竹工
神代杉木画箱
- じんだいすぎもくがばこ
- 馬淵 弘幸
- まぶち ひろゆき
- 第44回東海伝統工芸展(平成25年度)
岐阜県教育委員会賞
- 受賞総評神代杉を用い、指物、木画の技法で制作した箱である。木画の基本となる平行四辺形を更に細かな木画で構成している。特筆すべきは、同じ材料の色が異なる場所の木を寄せ集めて木画にしたところである。その色使いが見る人の心を飽きさせない。内には、懸子もあり、箱の底板部分にも木画が施されている。角には黒柿を用い、強度と全体の引締め効果をもたらせている。神代杉を上手に使いこなした秀作である。(宮本貞治)