• 染織
  • 紬織着物「待春」

  • つむぎおりきもの「たいしゅん」
  • 平 恵子
  • たいら けいこ
  • 第56回日本伝統工芸中国展(平成25年度)
    広島県知事賞
  • 技法
    紬織
  • 受賞総評
    経糸と緯糸の双方で絣模様を表現する経緯絣の技法による着物である。淡い黄色の地色の中に、効果的に灰色と茶色の二色の濃い色を配しながら、全体を優しく柔らかにまとめ上げている。紬糸の質感と草木染による色合い、さらには作者の作品に対する強い想いが相まって、自然が育んだ優しさとともに、しっかりとしたたくましさを感じさせる。第55回展に続き受賞となったが、その想いは、さらなる高みを掴む強さを秘めている。(唐澤昌宏)
  1. 公益社団法人 日本工芸会