• 染織
  • 紬織着物「宵待草」

  • つむぎおりきもの「よいまちぐさ」
  • 平 恵子
  • たいら けいこ
  • 第51回日本伝統工芸中国展(平成20年度)
    山陽放送賞
  • 技法
    紬織
  • 受賞総評
    紬着物の地色は、臭木、ログウッド、ざくろの皮、エンジュ、紅茶、藍の染料で基調となる若草色の濃淡に染め分けている。繊細な経絣、線文の長短を構成した強さに、緯段に異なった色を交織して、色彩の浮き沈みを出し色のハーモニーで清洌な情景を感じさせる。宵待草の咲く土手に、西方はまだ明るいのに東方に月が出て、月の光が宵待草やあたりの景色にやわらかい陰影をつくっている風景がよく表現され、作者の心意気が感じられる。(福井貞子)
  1. 公益社団法人 日本工芸会