• 漆芸
  • 蒔絵箱「秋想ふ」

  • まきえばこ「あきおもう」
  • 松田 えりか
  • まつだ えりか
  • 第29回日本伝統漆芸展(平成23年度)
    奨励賞
  • 技法
    蒔絵
  • 受賞総評
    コスモスの花に、夏から秋、秋から冬への季節の移ろいを感じた作者は、その季節感と時を巡る想いを、黒漆のシルエットと白漆の地に研出蒔絵の技法による淡い色彩によって表現した。箱の面を巧みに用いた花のデザインをよく観ると、シルエットでは写実的に、白漆の上では心象的に描き分けられており、周到さを窺わせる。大胆なデザインと構成、ほぼモノトーンでまとめられた色彩からは極めてモダンな印象を受ける。(記:唐澤昌宏)
  1. 公益社団法人 日本工芸会