- 漆芸
乾漆盛器「静かな光」
- かんしつもりき「しずかなひかり」
- 田代 明樹男
- たしろ あきお
- 第54回日本伝統工芸中国展(平成23年度)
広島県知事賞
- 技法乾漆
- 受賞総評彼の縄胎漆器は、紐を渦巻状に展開して成型するのではなく、放射状に並べて器物を作り評価を得た。これには、紐が外から中心に向かって細くならなければならない。外周に合わせて調達をした紐を中心に向けて細く縒り直して意に添う作品にした。今回の作品は縄胎漆器に比べて平易に思えるが、器物の裏の朱漆が見る方向によって様変わりして見える。作業としては単純な仕事だが、器物として完成度の高い作品である。(山口松太)