• 陶芸
  • 白釉組鉢

  • はくゆうくみはち
  • 河出 亮
  • かわで りょう
  • 第43回東海伝統工芸展(平成24年度)
    静岡県教育委員会教育長賞
  • 受賞総評
    作者は二回目の支部展出品での受賞である。日頃から積み重ねた努力の結果だろう。萩で五年間勉強し、二十年にも及ぶキャリアの持ち主で、現在は信楽土をベースに作陶している。受賞作は手なれたロクロ技術による新鮮な形とマットな釉調が魅力的である。側面の信楽土のみせる黒い線、微妙にゆらぐ口づくり、つやを落とした白釉の質感がなんとも云えない。白と黒の対比も美しい。巧みな焼成技術を感じさせる佳作である。作者のこれからの展開が期待される。(伊勢崎淳)
  1. 公益社団法人 日本工芸会