• 木竹工
  • 線状捻組透花籃

  • せんじょうひねりくみすかしはなかご
  • 飯田 清石
  • いいだ せいせき
  • 第35回日本伝統工芸展(昭和63年度)
    NHK会長賞
  • 受賞総評
    この作品のテーマはねじり文と称して、扇の要を中心に左右に開いたごとく平割材を重ねて文様としているところである。従って、技術上総体の形は極端な変化を望むことは出来ない。やや楕円形としたことは無理のない構成である。竹工芸も伝統に縛られる感があるなかで、技術的にも作者の創意がいかんなく発揮され、新しい現代的な作品として認められたものである。竹材も天然の真竹の煤竹を使用したことは、作品を落ち着いたものとしている。
  1. 公益社団法人 日本工芸会