• 木竹工
  • 紫檀線象嵌卓

  • したんせんぞうがんしょく
  • 片岸 吉明
  • かたぎしよしあき
  • 第38回日本伝統工芸展(平成3年度)
    日本工芸会奨励賞
  • 受賞総評
    本紫檀は、古渡りに類する秀材であり、木の動きを考えて、柾取り合板とする。寸法、木厚も正統派であり、また側面には黄楊の極細線がみえているが、象嵌ではなく合せの方法で表現し、黄楊の目立った色合いを細くおさえたところに、作者の非凡さがある。色調も紫檀特有のものを良く生かし、優れた指物の技法に真の趣きをいつまでも輝かせる優品である。
  1. 公益社団法人 日本工芸会