• 木竹工
  • 神代木彩箱

  • じんだいもくさいはこ
  • 櫻井 久明
  • さくらいきゅうめい
  • 第36回日本伝統工芸展(平成元年度)
    文部大臣賞
  • 受賞総評
    連山遠く春色の空が刻々と変化して行く情景を、柔らかな色調をもつ各種の神代木を寄せて表現した長方の箱である。薄板にしたそれぞれの原材を一枚一枚貼り合わせ、彩りと濃淡のぼかしを作り、心地よい快調をもつ美しい板面にしている。明るい内部、西域の木画を想わす界線も見事であり、優れた造形感覚と練達した技で伝統あるモザイクを詩情豊かに現代にいかし、格調ある秀作に仕上げている。
  1. 公益社団法人 日本工芸会