• 陶芸
  • 青白磁草木文鉢

  • せいはくじそうかもんばち
  • 田中 講平
  • たなかこうへい
  • 第30回山口伝統工芸展(平成19年度)
    第30回記念大賞日本工芸会山口支部長賞
  • 受賞総評
    磁胎を挽き上げた熟練の技によって、奥深で広大な空間性をみごとに表現している。淡い青味がかった影青特有の釉調が、内面に広がる空間に静謐さを与えるとともに、日本的情趣を漂わせる秋草文様のうちに沈潜する野性の美感を高めている。作者の美意識をその技術力によって過不足なく表現した優作であるが、秋草文様の布置はやや単調さを感じさせる。今後、文様についての構図的研究がのぞまれる。
  1. 公益社団法人 日本工芸会