- 陶芸
濁手山つつじ文鉢
- にごしでやまつつじもんばち
- 十四代 酒井田 柿右衛門
- じゅうよんだい さかいだ かきえもん
- 重要無形文化財保持者
- 第33回日本伝統工芸展(昭和61年度)
日本工芸会奨励賞
- 受賞総評山つつじ文は、作者が創り出した現代の色絵文様である。大鉢にのびのびと描き表わされた色絵付のバランスの良さに、作者の優れた構成力がうかがわれる。濁手とは、柿右衛門窯に伝わる乳白色の素地のことで、米のとぎ汁(にごし)のような白さという例えから名付けられた。その製法は江戸中期以降とだえていたが、先々代、先代柿右衛門が再現し、重要無形文化財の総合指定を受けた。