• 人形
  • 木芯桐塑布紙貼「暮雪」

  • もくしんとうそぬのかみばり「ぼせつ」
  • 満丸 正人
  • みつまる まさと
  • 第31回伝統工芸人形展(令和5年度)
    朝日新聞社賞
  • サイズ
    高16.0 cm
  • 受賞総評
    外は雪。夕暮れ時の寒さが増してくる中、胡坐をかいて火吹き竹を使う老人。その様子をリアルに表現した。丸まった背中や懐に入れた手、息を吹き込む表情などの一つ一つが確かな技術で見事に作り上げられている。衣装の仕上げには、作者が履いていたタンニン染めのズボンの色落ちした部分を使ったという。自然な色合いと風合いがこの作品の全体像にピタリとはまった。火の弾ける音が聞こえてきそうな情感あふれる優品である。(青江桂子)
  1. 公益社団法人 日本工芸会