• 漆芸
  • 漆皮盤「梢星」

  • 坂下 直大
  • さかした なおだい
  • 第20回日本伝統漆芸展(平成14年度)
    東京都教育委員会賞
  • 受賞総評
    牛の半生皮を木型で成形し、素黒目漆を15回ほど塗り込み素地とする。覆輪と高台は曲物で造り、夜光貝を煮て剥ぎ貝を作り、膨らみに合わせて貼り、平目粉を蒔く、竹の塗りヒゴを上から被せ覆輪と高台で止める。作者は、漆皮の軽くて柔らかな風合に魅せられ、30数年制作を続けた手馴れた技を見せており、澄み渡る大気に磨かれた星々が林立する梢から透ける夜空をおおらかに表現している優品である。
  1. 公益社団法人 日本工芸会