
講師紹介
- 魚住 為楽
- うおずみ いらく
- 重要無形文化財「銅鑼」保持者
<研修会について> <茶道とともに発展した銅鑼>鋳金とは土で作った原型に、溶解し流体となった銅・錫の合金を鋳込むということです。原型、鋳型、溶解、合金、鋳造法、仕上げ、着色⋯と、伝統的技術で行います。鋳金では鋳型の制作が最も重要な仕事となります。鋳造の難度、技術の業、作品への集中力と銅鑼の技法を正しく学び、それぞれの表現をします。
研修会映像記録(ダイジェスト)
本編は約30分。DVD(4,400円)またはBlu-ray(6,600円)にて頒布中です。
詳細は、日本工芸会事務局までご連絡ください。
主催:公益社団法人日本工芸会(TEL:03-3828-9789)
実施概要
- 期間2012年9月6日~7日、25日~28日 /
2013年9月5日~6日、24日~27日 - 会場魚住為楽工房(石川、金沢)
- 講師魚住為楽
- 助手2名
- 受講者6名
実施スケジュール
2012年9月6日(木) |
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2012年9月7日(金) |
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2012年9月25日(火) |
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2012年9月26日(水) |
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2012年9月27日(木) |
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2012年9月28日(金) |
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2013年9月5日(木) |
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2013年9月6日(金) |
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2013年9月24日(火) |
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2013年9月25日(水) |
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2013年9月26日(木) |
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2013年9月27日(金) |
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講師のひとこと
鋳造とは、粘土で作った作品の原型に、溶解し流体となった目的の金属を鋳込むということです。
原型。鋳型。溶解。合金。鋳造法。仕上げ。着色。伝統的技術で行いますが、鋳金では鋳型の制作が最も重要な仕事となります。
鋳造の世界では、100%の成功はありません。その条件の中、昔ながらの技法で鋳込む為、成功率はさらに下がります。
しかし、研修生の皆さんの熱心な作業のおかげで十四点の銅鑼がほぼ100%に近い形で生まれました。それぞれに研修生の個性が表れた作品が完成しました。
皆さんの探求心、集中力そしてチームワークが育ち、今後の彼らの制作活動に生かされる事を願っております。
最後に———。
「一目羅」
人間国宝、増田三男先生より賜ったこの言葉を作り手の皆さんに贈りたいと思います。