
講師紹介
- 玉那覇 有公
- たまなは ゆうこう
- 重要無形文化財「紅型」保持者
<研修会について>
沖縄独特の風土の中で育まれた紅型染。中国や東南アジアの国々との交流の中で発達し、現在みられる技法は18世紀頃に出来上がったとされます。研修会では、紅型の中でも最も手間と熟練を要する両面染(木地の裏表に型付け)の技法を取り上げました。
型付け(糊置き)から染め上げるまでの実習体験を通して、技術の全般にわたる理解を深めると共に、型染による表現にさらなる展開を期待することとしました。
実施概要
- 期間2002年6月3日〜7日 /
2003年5月13日〜17日 - 会場玉那覇工房(沖縄県読谷村残波岬)
- 講師玉那覇有公
- 助手2名
- 受講者6名
実施スケジュール
2002年6月3日(月) |
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2002年6月4日(火) |
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2002年6月5日(水) |
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2002年6月6日(木) |
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2002年6月7日(金) |
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2003年5月13日(火) |
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2003年5月14日(水) |
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2003年5月15日(木) |
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2003年5月16日(金) |
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2003年5月17日(土) |
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講師のひとこと
紅型の技法の1つで、手間と熟練を要する「両面染」を研修課題としました。
1年次は多少の戸惑いを感じられたかもしれない受講生も、2年次ともなるとのみ込みも早く、作業もスムーズに進み、時間に余裕が出てくるなど、さすがと感じさせるところも出てきました。また、様々な質問が出され、研究熱心で、教える側も初心に帰らされた気持ちで充実した時間を過ごせたと思います。
受講生の方々がこの研修を通して、これからの制作に参考になる何かを得ていただけたら、これに勝る喜びはありません。