
講師紹介
- 五代 伊藤 赤水
- いとう せきすい
- 重要無形文化財「無名異焼」保持者
<研修会について> 無名異焼は、江戸時代後期より佐渡金山で産出された鉱土を素材として焼き継がれてきた陶器である。今回は練上技法を用い、1年次は皿鉢、2年次は壺花入を制作した。この焼きものに佐渡島の風土歴史環境が与えた要素は大きく、島内を探訪することでその一端を垣間見、無名異をより深く理解してもらった。その上で個々の豊かな人間性のもと自由に人間らしく物作りに専念、この経験が次のステージへの足掛かりとなれば望外である。
研修会映像記録(ダイジェスト)
本編は約30分。DVD(4,400円)またはBlu-ray(6,600円)にて頒布中です。
詳細は、日本工芸会事務局までご連絡ください。
主催:公益社団法人日本工芸会(TEL:03-3828-9789)
実施概要
- 期間2018年11月6日~11日 /
2019年11月6日~11日 - 会場新潟交通ビル
- 講師五代 伊藤赤水
- 助手2名
- 受講者5名
実施スケジュール
2018年11月6日(火) |
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2018年11月7日(水) |
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2018年11月8日(木) |
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2018年11月9日(金) |
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2018年11月10日(土) |
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2018年11月11日(日) |
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2019年11月6日(水) |
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2019年11月7日(木) |
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2019年11月8日(金) |
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2019年11月9日(土) |
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2019年11月10日(日) |
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2019年11月11日(月) |
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講師のひとこと
今回参加した方々は皆さん陶芸のプロでありますが、土を組んで造形するということに不慣れのようでした。
1年次に多種類の土を組み合わせるプロセスで指、手の平に働く微妙な力の強さ、その方向に戸惑い、結果多種多様なトラブルに遭遇。なかなか思いどおりの形にたどりつけなかったようです。
2年次は1年次の経験をふまえて、うまく造形できたかに見受けられました。さらに自分らしい、個性あふれる作品を志すこと、各人が住んでる風土歴史文化また自己の体験によるところをもとに新しいデザイン、造形を試みることを心がけ、リスクを恐れずがんばっていました。1年次2年次を通して、皆さん少年の目のキラキラした輝きと一生懸命さを感じました。
お世話かけました関係各位にあらためてお礼申し上げます。