受賞総評

この作品は、さわやかで曖昧さのある作品である。
淡い呉須で主役の花を画き、濃い呉須でリズミカルな葉を画いて引きしめたのが、
奥行きのある作品となった。
又、極くゆるやかな六角の形と、絵付けが磁器特有の冷たさを和らげ、観る人を引きつける。
作者の気持が感じられる作品である。
（皿谷緋佐子）