日本工芸会について

公益社団法人日本工芸会は、重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)を中心に伝統工芸作家、技術者等で組織する団体です。
現在、工芸分野重要無形文化財保持者含め正会員約1,200名が所属しております。
同会が文化庁・NHK・朝日新聞社と主催する「日本伝統工芸展」は、昭和29年から年一回毎年開催しております。「日本伝統工芸展」は、文化財保護法の趣旨にそって、日本の優れた伝統工芸の保護と育成を目的に、日本工芸の技と美が集結する公募展です。
このほかにも、重要無形文化財保持者を講師とする伝承事業や記録保存等を行うなど無形文化財(工芸技術)の保存・伝承及び公開に関する事業を推し進め、その実績では、他に比較するもののない唯一の組織です。

  • 支部
    日本工芸会では、全国に9つの支部(東日本・東海・富山・石川・近畿・中国・山口・四国・西部)を置き、活動を行っています。
    支部についての詳細は、各支部ホームページまたは支部事務局までお問い合わせください。
  • 部会
    日本工芸会では、専門分野別に、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸の7つの部会を設け、各部会で様々な活動を行っています。

日本工芸会は、重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)を中心に、伝統工芸作家、技術者等で組織しています。
会員には、正会員・準会員・研究会員がおり、それぞれ下記の入会資格が必要となります。

  • 入会資格
    • 正会員
      日本伝統工芸展で4回以上入選
    • 準会員
      日本伝統工芸展で1回以上入選
    • 研究会員
      正会員2名以上の推薦があった者

入会についての詳細は、各支部事務局にお問い合わせください。

飛鳥クルーズ賞
提供:郵船クルーズ株式会社
飛鳥クルーズ賞
提供:郵船クルーズ株式会社
飛鳥クルーズ賞
提供:郵船クルーズ株式会社
飛鳥クルーズ賞

令和5年度、「日本伝統工芸展」が70回の節目を迎えることを記念し、「日本工芸会×飛鳥クルーズ」コラボレーションの一環として、「日本工芸会会員賞 飛鳥クルーズ賞」が創設されました。(主催:郵船クルーズ株式会社)我が国の伝統工芸の保存と活用を図りその発展を期し、文化の発展に寄与する趣旨に鑑みて、伝統工芸作品の認知向上をはかる目的で創設され、日本工芸会会員の中から厳正なる選考の上、毎年3名の受賞が決定いたします。本賞は郵船クルーズ株式会社と株主アンカー・シップ・パートナーズ株式会社のご協力により実現いたしました。

昭和30年6月27日設立許可
平成23年4月1日移行認定

  • 目的
    無形文化財の保護育成を図るために、伝統工芸作家、技術者相互の連絡を密にし、その技術の練磨に資するとともに、伝統工芸の精髄を極め、その技術の保存と活用を図り、かつ、その発展を期し、もって文化の向上に寄与します。
  • 総裁
    佳子内親王殿下
  • 会長
    壬生 基博
  • 代表者
    • 理事長
      銭谷 眞美
    • 副理事長
      今泉 今右衛門 (重要無形文化財「色絵磁器」保持者)
      松原 伸生(重要無形文化財「長板中形」保持者)
  • 事業内容
    • 1.伝統工芸技術の調査研究又はその受託
    • 2.伝統工芸技術に関する記録の作成又はその受託
    • 3.伝統工芸技術の伝承者の養成又はその受託
    • 4.伝統工芸に関する展覧会、講習会、講演会等の開催
    • 5.伝統工芸技術の海外紹介
    • 6.機関紙その他伝統工芸技術に関する図書及び印刷物の刊行頒布
    • 7.伝統工芸作家の為の福利厚生施設の整備その他伝統工芸作家相互扶助の為に必要な事業
    • 8.その他目的を達するため必要な事業
  1. 公益社団法人 日本工芸会