• 金工
  • 黄銅花器雅

  • おうどうかき みやび
  • 中村孝富
  • なかむら たかとみ
  • 第42回伝統工芸日本金工展(平成25年度)
    文化庁長官賞
  • 受賞総評
    柔和な明るさとシャープさが今日的と映るのか、作者が鋳造の魅力を見出した黄銅による造形で、簡明さのなかに清新な感覚が魅力となった優品である。素材の特質が生かされ、両端に向かい伸びやかな器胎には、鋳込みの湯口を工夫することによって口縁寄りの両肩に表出した大きな結晶が華となり、初々しい素直さと雅さとをうかがわせている。(諸山正則)
  1. 公益社団法人 日本工芸会