• 陶芸
  • 染付木蓮紋皿

  • 小形 こず恵
  • おがたこずえ
  • 第36回東海伝統工芸展(平成17年度)
    東海伝統工芸展賞
  • 技法
    染付
  • 受賞総評
    直径51cmの大皿に、大胆とも言えるほど大ぶりな紫木蓮が表現されています。絵付けされた面積の割には重くるしい重圧感もなく、全体にやさしく空気の漂いを感じさせます。若い作家であればこそ,しっかりした基礎の上に仕事をしていく態度に好感が持てます。数々のスケッチを重ね、表現しようとする地道な仕事の積み重ねがあってこそ、安心感のある染付の作品ができあがるものと思います。円周に近いところを面取りし、形に変化をもたせようと努力の跡が見られます。図柄からして単純な円で力強さを出した方が良かったかもしれませんが、全体から見て清涼感があり、すがすがしい秀作です。
  1. 公益社団法人 日本工芸会