• 陶芸
  • 灰釉大鉢

  • 竹内 公明
  • たけうちきみあき
  • 第36回東海伝統工芸展(平成17年度)
    名古屋市長賞
  • 受賞総評
    作者は、常滑灰釉焼締めを長年にわたり追求していて、この域の第一人者です。この作品は、高度なロクロ技術によるしっかりとした形態に、白っぽい釉、緑色の釉、茶色の釉の3種類の灰釉を手杓により掛け分け、全体には土灰釉を吹き付けて焼成し、還元さましという方法によって焼き上げられています。手杓による技法により、流し掛けた線が、力強く勢いのある線になり、緑色の灰釉の発色も美しく冴え形態と流し掛けた線の構成が心地良くマッチしたたいへん魅力のある優作です。
  1. 公益社団法人 日本工芸会