• 漆芸
  • 乾漆水指「潮さい」

  • かんしつみずさし「しおさい」
  • 豊平 江都
  • とよひら えつ
  • 第46回東日本伝統工芸展(平成18年度)
    新人賞
  • 技法
    乾漆
  • 受賞総評
    春の渚に寄せる波ときらめく水面をテーマとし、水緩む季節と静かに奏でる潮騒を演出した。胎は乾漆。波を錆漆による高上げでつくり、濃紺から青漆へと色の変化をつけている。上縁部には夜光貝を施し、蓋摘み部分は琥珀で小さな巻貝を表現している。作者の感性が凝縮され、シャープな形体でまとめられた現代的な優品である。(小椋範彦)
  1. 公益社団法人 日本工芸会