• 漆芸
  • 黒溜手付菓子器

  • 四代目 三木 表悦
  • よんだいめ みき ひょうえつ
  • 第30回日本伝統工芸近畿展(平成13年度)
    日本経済新聞社賞
  • 受賞総評
    加飾の作品が多い中で、ひときわ存在感を示す作品である。塗りは、黒漆の上に透き漆を施した黒溜と呼ばれる技法で把手から器の底にかけて流れる曲線が美しい。木地は薄板を貼り重ねて積層し、把手部分と器をつなぐ構造の強度もよく考えられている。漆塗の美しさと形態が一致した味わい深い作品である。
  1. 公益社団法人 日本工芸会