• 陶芸
  • 鉄釉縞文花器

  • 久田 重義
  • ひさだしげよし
  • 第27回東海伝統工芸展(平成8年度)
    名古屋市教育委員会賞
  • 受賞総評
    作者は、長年にわたり鉄釉と取り組んで作陶をしています。
    この作品は、まず一度鉄釉で黒く焼き、再び異種の鉄釉で帯状に釉彩を施して焼成しています。藍染の縞文様にひかれてヒントを得たというその文様は、デリケートな濃淡で描かれています。器の端に向かって伸びゆく文様は、あたかも中空に光が差すようであり、清らかな静寂を感じさせます。
    今後の作品がどのように展開するか楽しみです。
  1. 公益社団法人 日本工芸会