• 染織
  • 生絹着物「彼方此方」

  • すずしきもの「かなたこなた」
  • 神谷 あかね
  • かみや あかね
  • 第53回東海伝統工芸展(令和4年度)
    東海伝統工芸展賞
  • サイズ
    幅160 高180 cm
  • 受賞総評
    生絹の着物は練らないままの絹糸を用いた薄く軽やかな織物である。赤紫のグラデーションにグレーを組み合わせることで、ともすれば派手になりがちな紫をシックで上品な雰囲気にまとめている。さらに白とグレーの花織、幅をかえた白い水平ラインが心地よいリズムを刻む。この着物が光に透けた際には、そのリズムと色彩の濃淡が一層鮮やかかつ軽やかである。この濃淡こそが「彼方」と「此方」を繋ぐのであろう。(外舘和子)
  1. 公益社団法人 日本工芸会