• 陶芸
  • 鉄絵掛分釉描花生「食物連鎖」

  • てつえかけわけゆうびょうはないけ「しょくもつれんさ」
  • 前田 正剛
  • まえだ せいごう
  • 第53回東海伝統工芸展(令和4年度)
    名古屋市長賞
  • サイズ
    奥行31.8 幅31.8 高42.1 cm
  • 受賞総評
    のびやかに立ち上げた細身の器の外側に描かれてるのは、草いきれのうちに繰り広げられる小さな生の営みである。その場景を明るい釉調の卯の花色の地に浮かぶシルエットとして、塗り込んだ鉄絵で表した。あたかも回り灯篭に映る影絵のように幻想的でもある。この自然の一コマが盛んな生命力の一瞬と、それを超える大いなる生態の一連をともに想起させる。長い花穂、カマキリ、バッタなど、シルエットの重なりを反転して表したのも面白い。(石崎泰之)
  1. 公益社団法人 日本工芸会